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環境スペース>ホームシアター防音工事
株式会社 アントープリーズ様

■ アントープリーズの業態
―アントープリーズの業態を教えてください。
アントープリーズは、設計事務所 S’IAの仕事を専門に請け負っている
建築施工会社です。関連会社である株式会社 S’IAは、商業施設やオフィスビル、
高級住宅など
幅広い建物の設計を手掛けています。
最近は、外国人向けの高級賃貸マンションの設計をすることが多いです。
■ ホームシアターの防音施工を依頼
―アントープリーズは、環境スペースに何を依頼しましたか。
環境スペースには、40代のご夫婦がお住まいになる住宅の、
ホームシアターの防音施工を依頼しました。地上3階・地下1階の一戸建てで、ホームシアターは地下1階に
あり
ます。(写真は、ソファなど家具の一部がまだ入っていない時に撮影)
■建物 地上3階 地下1階 (東京都港区)
■設計 株式会社 S’IA
■施工 株式会社 アントープリーズ
―環境スペースに仕事を依頼するのは初めてですか。
初めてです。私自身、ホームシアターの施工を担当するのは今回が初めてでした。
■ お客様からの注文は「最高のものを」
―ホームシアターを作るにあたり、お客様からはどのような注文があったのでしょうか。
映画を観るだけでなく、音楽やカラオケも楽しみたいというお話でした。
設計や内装に細かい注文はなく、「最高のものを」とだけ。
S’IAのお客様(施主)は、S’IAの設計を気に入って依頼される方が多いので、初めから細かい注文をする方はあまりいません。今回のお客様もそうでした。
ただ、一戸建てとはいえ都心なので、防音はしっかりしたいという希望は
ありました。実際に、ホームシアターのある部屋と隣のマンションとは、
3メートルしか離れていません。
■ 仕事を依頼したきっかけ
―環境スペースに仕事を依頼したきっかけを教えてください。
順を追って話します。ホームシアターを作ることになり、お客様から
AV機器の販売店の指定がありました。
お客様の知り合いがホームシアターを作った時に頼んだ販売店で、良さそうだから同じところに頼みたいという
お話でした。はじめはその販売店に、AV機器だけでなく、防音施工もまとめて依頼するつもりでした。
でも、紹介された施工会社があまり良くなかった。
―どこが良くなかったのですか。
まず、見積りの項目が「天井一式○万円」「床一式○万円」と、おおざっぱでした。一式いくらという料金設定だと、
値段をごまかされていても分からないですよね。ある程度の内訳がないと、こちらも値段の判断がつきませんから。
私の今までの経験からも、見積りがいいかげんな会社はその後も信用できないことが多かった。
もちろんそれだけでは判断できないので、会って話を聞きました。防音のことを質問しても受け答えがあいまいで、
あまり詳しくなさそうでした。
―それからどうしましたか。
ここには頼みたくないなと思い、防音に詳しい施工会社を探しました。業者は人づてで探すことが多いのですが、
今回はつてがなく、Webで探しました。環境スペースもその時にWebで見つけ、依頼先の候補にあげたうちの
1社でした。3社くらいに声をかけ、見積りをとりました。
■ 環境スペースを選んだ理由
―候補にあがった3社の中から、環境スペースを選んだ理由を教えてください。
主な理由は3つありました。
1:防音の知識があった
防音施工に限らず、仕事を依頼する業者に業務知識がどのくらい
あるのかは、具体的な打ち合わせを
していく中で判断します。例えば今回だったら、換気について。
空気をそのまま外に流すといっしょに音も
漏れてしまいますよね。どんな装置を使って消音していくのがいいのかと
いった細かい話をします。環境スペースの担当のMさんは、音の知識がすばらしかった。ホームシアターの設計・施工の実積もあり、
経験に基づいたアドバイスがもらえたので、安心して仕事をお願いできそうだと思いました。
2:予算が合った
防音施工にも、用途と値段に合わせて色々なレベルがあります。このホームシアターのように、
オーダーメイドで天井や防音壁を作っていくものもあれば、サイズの決まっている
防音箱のようなものを部屋に
設置するだけという場合もあります。今回のお客様は、ある程度予算があり、
高い防音レベルを希望していました。
その希望に対応できる技術が必要でした。
3:見積りが具体的だった
先ほどの話の繰り返しになりますが、見積りには、その会社の業務知識や誠意が表れてしまうと思っています。環境スペースのだした見積もりは、一式いくらではなく具体的に項目立てがしてあり、信用できそうだと思いました。
■ くつろげる部屋にするための工夫
―設計や内装で特にこだわったところはありますか。
音楽やカラオケも楽しめる部屋にするため、照明には特に
気をつかっています。天井の照明はブラックライトで、照明を
つけるとプラネタリウムのように星が浮き出てきます。
星を使いたいというのは、お客様からの数少ないリクエストでした。
部屋の照明はすべてルートロンというメーカーの調光システムで
管理していて、映画が始まったら徐々に
照明が落ちていくという
ような微妙なコントロールができます。
また、和風のものが好きだと聞いたので、壁に和紙を
使って
落ち着いた雰囲気にしています。ダークな色を選んだのは、
映像を見る時に邪魔にならない
ようにという配慮もあります。
他にも、ソファが2列ではいるので、後ろの席を高い位置にする
ため床に段差をつけたり、空調の吹き出し口を天井の
見えにくい
部分に隠したりという工夫もしています。
■ 防音設備について
―防音設備について教えて下さい。
防音設備は、環境スペースから音に関する技術的なアドバイスをもらい、相談しながら決めていきました。
部屋全体の防音レベルはどのくらいが最適なのか、それには壁や入口のドアの防音レベル(D値※1)がどのくらい
必要なのかといったことです。他にも、窓や換気口から室外へ漏れてしまう音や室内の騒音への対策、音質を良くする
ための設備などを
決めていきました。窓から漏れてしまう音この部屋は、初めからホームシアターを作る予定では
なかったので、出窓(※2)がありました。窓があるとどうしてもそこから音が漏れてしまうので、コンクリートで塞いでいます。出窓の外に張り出している部分に棚を作ってAV機器を置きました。換気口の音
ダクトに消音チャンバー(※3)を
取り付けて、換気口から室外への音漏れを防ぎました。同時に、室外から騒音が入ってくるのも防げるので、室内の
騒音レベルも下がります。騒音を気にしないで映画を楽しむことができます。音質を良くするための設備
スクリーンの
正面に吸音層(※4)を作り、正面からの音の反響を抑えました。また、吸音を調整するためにスクリーンの左右の壁に
カーテンをつけ、開閉することでお客様の
好みに合わせた音響空間を作れるようにしています。
※1:遮音量をはかる値。Dー15~65まで11等級あり、数値が大きいほど遮音性能が高い。
※2:採光のため、地下にある2部屋に接する地面の一部を掘り下げて窓を作っている(設計図参照)。
※3:ダクトの途中に取り付け、ダクト内を通る音を消すための装置。
※4:吸音効果のある素材を使って仕上げた壁。
■ 防音の効果
―工事は順調でしたか。
細かいやり直しはありましたが順調でした。施工期間は1ヶ月半で、予定通りです。
―防音の効果はいかがですか。
最終的な数値の測定は、環境スペースにお願いしました。(以下、環境スペース担当者)遮音性能測定は、室内に
スピーカーを設置して音を出し、部屋の外でどの程度
聞こえるのかを騒音計で測り、その結果を数値化してD値を
決定します。室内で出す音は約100dB(デシベル)で、電車が通っている時のガード下と同じくらいの大きな音です。
このホームシアターの場合は、1階の玄関ホールでD-55(かすかに聞こえる)、家の外では測定不能(まわりの
騒音以下で、測定できないという意味)という結果でした。予定どうりの遮音性能でした。
夜でも安心して大音量の映画を楽しめると思います。
■ 環境スペースの良かった点
―環境スペースに仕事を依頼して良かった点を教えてください。
防音に関して、知識と経験からくる的確なアドバイスがもらえたことです。特に、担当Mさんの音に対する
知識はさすがだなと思いました。
例えば、消音チャンバー。そういう装置があることは私も知っています。
でも、細かい種類までは知りません。ダクトをわざと長くして、音を消してから外に出すというやり方も、
今回初めて知りました。
■ ホームシアターを作る方へのアドバイス
―ホームシアターを作りたいと思っている方への、アドバイスがあればお願いします。
部屋の設計や防音以外に、AV機器の使いやすさも大事だと思います。
例えばこのホームシアターは、全ての機械がひとつのリモコンで動かせます。
プロジェクター、テレビ、DVDレコーダー、CDレコーダー、ipod、それから調光システムも。
全部別々のリモコンだったら、相当めんどくさいですよね。
■ 最後にひとこと
―環境スペースへの、今後の期待があればお願いします。
環境スペースに限ったことではありませんが、防音施工の値段がもう少し安くなるとありがたいなとは思います。
防音施工が必要になったらまた声をかけますので、その時はよろしくお願いします。

※ 株式会社アントープリーズのWebサイト
※ 取材日時 2008年9月
