遮音は、部屋から室外へ漏れていく音と室外から侵入してくる音の両面から考えます。部屋の遮音性能はD値という等級で評価されますが、D値と聞こえ方はおおよそ下表のような関係になっています。外部の状況、隣室の使用条件により必要な遮音性能は変わります。
遮音等級と聞こえの関係 1
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ピアノ室
ホームシアター オーディオルーム カラオケルーム ダンススタジオ |
通常で
は聞こ えない |
ほとん
ど聞こ えない |
かすか
に聞こ える |
小さく
聞こえ る |
かなり
聞こえ る |
曲がハ
ッキリ 分かる |
よく聞
こえる |
大変良
く聞こ える |
うるさ
い |
かなり
うるさ い |
大変う
るさい |
| ※ピアノ室の場合、ピアニストは左へ一項目ずれます。 |
遮音等級と聞こえの関係 2
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ドラム練習室
シアタールーム リハーサルスタジオ ライブハウス 音楽ホール |
通常で
は聞こ えない |
ほとん
ど聞こ えない |
かすか
に聞こ える |
小さく
聞こえ る |
かなり
聞こえ る |
曲がハ
ッキリ 分かる |
よく聞
こえる |
大変良
く聞こ える |
うるさ
い |
かなり
うるさ い |
大変う
るさい |
防音楽器練習室の、良い室内環境をつくりだすためには室内の静けさが必要となります。それは、外部からの騒音及び内部の設備騒音を下げることです。内部の設備騒音の目標は、下記に示す表よりNC-25~35程度になります。また外部騒音は、建設場所の事前調査が必要となります。特にカラオケルームの場合、となりの部屋の音が邪魔になり静かなバラードが歌えないなど問題となる場合もありますので注意が必要です。
■ 防振設計
遮音設計では、直接音だけでなく、壁・床・天井に入射した音が物体内を伝播し隣室に放射する音(固体伝播音)があるため遮音・防振構造(浮遮音層)が必要となります。また、サブウーハーの振動を伝播させないような床の防振構造が必要不可欠となります。特にドラム練習室では、最重要事項になります。 音楽ホールなど公共の都市に立地する場合は、周辺道路、電車、地下鉄などからの振動、 固体伝播音にも注意が必要になります。
<遮音・防振構造概念図>
<連続した防音室の場合>

<ダンススタジオの場合>
空気伝播音は、D値、床衝撃音は、L値という等級で評価されますが、D値、L値と聞こえ方の関係はおおよそ下表のようになっています。外部の状況、隣室の使用条件により必要な遮音性能は変わります。
床衝撃音
「建築物の遮音性能基準と設計指針」日本建築学会より
■ 室内音響設計
(1)室内の響き(残響時間)
響きは、音に豊かさや温かみを与えますが、響きすぎると明瞭度が悪くなります。

V;室容積、S;表面積、α;平均吸音率
また、当社の吊下げ式音響調整パネルKSApanelを使えば、自らお好みの響きに調整できます。現在響きすぎて困っている場合でも、現状の仕上げを変えずに音響調整ができます。
下記グラフは一般的な使用用途による最適残響時間です
(2)音響障害の防止
快適な音空間を実現するためには、“響き”だけではなく、音質を悪くする反射音を無くすことが必要です。特に平行する大きな反射面がある場合は、音響障害となりますので対策が必要となります。 たとえばダンススタジオの鏡面は大きな反射面となりますので、鏡に対抗する壁面には何らかの対策が必要です。
平行する大きな反射面の対策
拡散処理(形状変形) 部屋の形状を変形する拡散体を取り付ける
吸音処理 内装仕上げを吸音構造にする吸音パネルを取り付ける


